LANDPLAN CONCEPT ランドプラン・コンセプト

植物図鑑

四季を告げる木々に守られた街で、学び、愛で、香る、ヒトトキを暮らしに。

土に根を張り、葉を茂らせ、思い思いに咲き、実る。
四季折々にその姿を変え、季節を告げる生命力豊かな植物。
その強さと優しさに心安らぎ、ときには力をもらうこともあるでしょう。

植物の息吹を間近に感じる暮らしは、
今の時代、贅沢なことかもしれません。
葉を揺らす風や木漏れ日に変化を感じて、
あなたは心の中でつぶやきます。
「またこの季節にめぐりあえた」。

この場所で織りなす日々に、限りない幸せを感じて―。
空を仰ぎ風香る、ヒトトキをお届けします。

植物図鑑

常緑ヤマボウシ

開花時期6月~8月

結実時期10月〜11月

常緑ヤマボウシは中国原産のミズキ科の常緑樹です。初夏に花をつけますが、白い花びらのように見える部分は総苞片(そうぼうへん)と呼ばれる葉が変化したもの。総苞片の中心に小さく集まって咲いているのが本当の花です。木一面に咲いた花は持ちが良く、光沢の良い葉の上に映えるので、初夏の日差しのもとでも涼し気な印象に。赤く色づいた実は生食できるほか、ジャムや果実酒にしても味わえます。
■花言葉/「友情」

オリーブ

開花時期5月〜6月

結実時期9月〜12月

国連の旗のモチーフとして用いられるなど、平和や知恵の象徴として知られるオリーブ。実を食料にしたり薬にしたりと、古くから親しまれてきました。1000種以上があるといわれるオリーブは、常緑樹で日本の気候に適した品種も多いことから庭木としても広く親しまれています。5~6月頃には小ぶりの白い花がたくさん咲き、その後に成るグリーンの実が黄色や赤、黒へと成熟していく様子も楽しみです。
■花言葉/「平和」、「知恵」

開花時期4月〜5月

結実時期10月

街路樹としてもおなじみのハナミズキは、北米原産。明治時代に日本からワシントンD.C.へソメイヨシノを贈った返礼として、日本へ入ってきました。4~5月頃に白やピンク、赤などの彩りで目を楽しませてくれる花びらのような部分は、実は花のつけ根の葉、総苞片です。秋には紅葉して真っ赤な実を付けるなど、季節に応じてさまざまに姿を変え、変化に富んだ景観を演出してくれます。
■花言葉/「永続性」、「返礼」など

シマトネリコ

シマトネリコ

開花時期5月下旬~7月上旬

結実時期9月〜12月

沖縄など南西の島に生育するトネリコであることからその名が付けられた、シマトネリコ。生育が早く大きく育つ高木で、ライトグリーンの葉が明るく軽やかな雰囲気を醸し出します。5~6月には無数の小さな花が樹冠を白く彩り、まったく異なる印象に。その後には細い豆のような実が成り、ピンクや褐色へと色を変えるなど、季節の移り変わりを豊かに感じられる見た目の変化も魅力です。
■花言葉/「偉大」「荘厳」「高潔」

ソヨゴ

開花時期5月〜6月

結実時期10月〜11月

風にそよぐ葉がカサカサと音を立てる様子が名前の由来と言われ、常緑樹で冬でも葉が青々としていることから、漢字では「冬青」と表記されます。葉や幹の雰囲気は同じ科のモチノキやクロガネモチに似ていますが、葉の幅はより狭く、周辺が波打っているのが特徴です。ソヨゴの魅力がもっとも高まるのは秋。3cmほどの柄の先にぶら下がる真っ赤な実はまるで小さなさくらんぼのよう。艶のある葉の上に映えて、実りの秋を感じさせます。
■花言葉/「先見の明」

エゴノキ

開花時期4月~6月

結実時期8月〜10月

日本全域の山や雑木林などに自生し、山歩きの際にもよく見かけることがある樹木。初夏に咲く白い花は釣鐘のような形で下向きに咲くので、欧米では「ジャパニーズ・スノーベル」と呼び親しまれています。いっぱいの白い花が風に揺れる様は清涼感たっぷり。秋になって果皮がはがれた実の中から出てくる種は、人懐っこい野鳥、ヤマガラの好物。枝に止まる姿を見つけたら、思わず心が和みそうです。
■花言葉/「壮大」、「清楚」 

ジューンベリー

開花時期4月下旬〜6月上旬

結実時期6月中旬

ジューンベリー(June berry)は、その名の通り6月頃に実が熟す落葉小高木。春には桜に似た繊細な白い花が枝先いっぱいに咲きます。花の後に姿を見せる実は直径1.5cmくらいで、ブルーベリーに似た形。初夏の風景のなかで次第に色付く様子とともに、実を求めて訪れる、かわいらしい野鳥のさえずりも楽しめるかもしれません。秋には紅葉し、段々と変化する葉の様子には季節の深まりも感じられます。
■花言葉/「穏やかな笑顔」、
「穏やかな表情」

マサキ フイリマサキ

マサキ フイリマサキ

開花時期6月~7月

結実時期10月~11月頃

マサキは濃い緑色で光沢のある葉が一年を通して茂る低木です。初夏には黄緑色の新緑が初々しく、6~7月には直径5ミリほどの花がいくつも集まって開きます。10~11月頃には熟した実が割け、中からは鮮やかな朱色の種が表れて、晩秋の風景に映える彩りに。実を目当てに訪れる小鳥の姿も見られるかもしれません。フイリマサキは、葉の縁にクリームイエローや黄色の斑が入る品種。より明るい色合いで華やかな印象を与えてくれます。
■花言葉/「厚遇」「円満」

レッドロビン

レッドロビン

開花時期6月~7月

結実時期10月~11月頃

生け垣に用いられることが多く、一年を通して赤い葉の色が特徴です。春に芽吹く新芽や選定後の新葉は、ひときわ鮮やかな色で目を引きます。5月頃に咲く花には梅のような5弁の花びらがあり、放射状に伸びるたくさんの雄しべや集まって咲く様子が可憐な印象。生育が旺盛で剪定されてしまうことも多いため、見かけたら観察してみてくださいね。
■花言葉/「にぎやか」