それは、繰り返される地震から
家を守る技術。
大きな地震がやってくるのは、
一度だけとは限りません。
余震を含め、度重なる地震が発生した場合、
家はダメージを蓄積し、次の揺れに耐えられない
可能性があります。
そこで住友ゴムは、耐震だけではなく
「制震」の技術に着目。
地震の揺れを制御する制震技術で、
繰り返す地震から住まいを守ります。
建物が地震エネルギーをすべて受け止めて耐えようとするため、構造躯体へのダメージが大きく、余震や別の地震の際に本来の性能を発揮できない可能性があります。
地震エネルギーを装置が吸収。建物の揺れが抑えられるため、構造躯体へのダメージが軽減されます。
京都大学防災研究所において、2017年1月に実大実験を実施。熊本地震前震級の地震波と本震級の地震波を2回加えても、MAMORYを装着した耐震等級3相当の試験体は倒壊しないことを実証しました。
構造用面材および筋交いと併設できるため、住宅のデザインや間取りなど、設計の自由度を損なうことなく設置できます。
内蔵されている高減衰ゴムは、60年経過しても性能がほとんど変わらず、効果を発揮することを確認しています。また、部品の交換や点検など、メンテナンスの必要もありません。
※2 当社による促進劣化試験の結果による。
同じ高さから、一般的なゴムのボールと、高減衰ゴムのボールを落としてみると、一般的なゴムのボールはよく跳ねるのに、高減衰ゴムのボールは全く跳ねません。高減衰ゴムが瞬時に運動エネルギーを熱エネルギーに変換し、吸収・発散するためです。
MAMORYに使用されている住友ゴムの高減衰ゴムは、地震で被災した熊本城の天守閣や、京都・東本願寺の御影堂などの歴史的建造物をはじめ、全国の橋やビルなど、さまざまな場所で安心・安全を支えています。
1909年に日本初の近代ゴム工場として創業した住友ゴム。価値ある商品を開発し、社会に貢献するという考えから、変革と挑戦を続けてきました。その住友ゴムが木造住宅用の制震ダンパーとして開発したのがMAMORYです。